京都のサンエムカラーさんの印刷工場でいよいよ本番の印刷が始まった。
朝一番のテストを見て、印刷機の調子を微調整していく。その指示を出すのはサンエムカラーの松井勝美会長。テストを見るや、現場の職人の方々に激しく檄を飛ばし、自ら腕まくりしてインキを混ぜるなどの作業を始めた。そのバイタリティ溢れる雰囲気に現場もますます集中力を高めていくのがわかる。
おかげでハイライト、ミッドトーン、シャドウとメリハリが出て立体感がもたらされた。
こうしてみていくと印刷機の調整は、暗室でのプリント作業にも似ていて非常に興味深い。
さあ、印刷は始まったばかり。弁造さんの世界がしっかりと現れるよう細心の注意を配って確認しよう。