本番印刷終了#写真集制作

昨日の夕方、二日間に渡る本番印刷が終わった。現場の職人さんたちの素晴らしいオペレーションのおかげで大きなトラブルもなく順調に終えることが出来た。

最終台を迎える段階になると、2日間聞き続けたハイデルベルクの音も聞き納めかと若干寂しい感じもしつつ、ようやくここまで来たとホッとひと安心。

それにしても、今回の写真集制作では貴重な体験と学びの機会を得ることができた。

そういう意味ではたくさんの反省もある。ここに至るまでのワークフローを省みると、ここであの作業を入れていけば、、と思うこともたくさんある。すべては経験不足。写真を撮る、暗室でプリントを作るということもそうだけど、ものづくりにはやっぱり経験が重要だ。そして、経験を得るにはやっぱり体験し、試行錯誤するしかないということ。

今後はこの経験を生かしていきたいと思う。

とはいえ、今回の写真集が僕の最重要作品になることは間違いない。稚拙、経験不足も含めて、紙選びから装丁までとにかく今の僕ができることを注ぎ込んだ。

ヴィンテージプリントの機会が一度しかないようにこういうかたちで弁造さんの私家版写真集を作ることはもうないだろう。

今は製本後の完成が待ち遠しくもあるし、何か重大なトラブルでも見つかったらどうしようと不安もある。

これもまた写真集を制作することでしか味わえない貴重な感覚なのかもしれない。

 

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